『また日は昇る』

始まりは常に終わりを見つめ終わりもまた始まりを見つめている。紛い物の希望は真の希望に妄執するあまり足元のささやかな幸せに気付かない。そして心優しい天使は物事の終わりにばかり目を向ける女神のか弱さを心配している――。

複数人数&全身画は苦手なんですが彼らの関係性を表す一枚絵がどうしても描きたくて。彼らの存在が世界を廻していることの暗示として足元の草にも一応こだわりました。ミカエルの足元にある草が濡れているのは彼が意地悪をして女神を泣かせたから。でも女神さまは彼氏のおかげですぐ笑顔に。けれど濡れてしまった草は冷たい夜の訪れにより凍りつき枯れてしまいます。けれど次の日にはまた陽の光を浴びて青々と生い茂る……。

なお、かなりの縮小を余儀なくされたのでみんなの表情がよく見える拡大verも作りました

2015/06/11


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