皆様から寄せられた質問「回答篇3 ―天使も悪魔もまとめてGO― !」


ルシフェル 「て…天使も悪魔もまとめてGO!ってど~ゆ~事かしらん!?」
カイン 「今回でどうやら一応最終回らしいから、サービスでゴッチャにやるらしい」
ルシフェル 「ほほ~う。まっ、どうあろうとアタシが司会進行やっちゃうけどね」
ヨーフィ 「何勝手な事言ってんだ、この馬鹿娘!司会役は俺のもんだい!!」
ルシフェル 「うわっ!早速出たな、このクソガキ天使!負けないぞ、譲らないぞ!」
ヨーフィ 「そ~れはこっちの台詞だ、コンチクショウ!!」
カイン 「…。お前ら二人とも分かってないようだから教えてやるが、場合によって今回の司会は神なりラファエルなりバアルなり、かなり怖ぇ~相手に質問しに行かなきゃいけねぇんだぜ?いいのか?いいのか?うん?」
ルシフェル 「ゲッ!!」
ヨーフィ 「ギョッ!!」
カイン 「さあ、どうする?」
ルシフェル 「ま…負けないって言っただろっ!やってやるさ!うわあああ~んっ!!」
カイン 「あ~、泣いた泣いた。またまた泣いた。よし、そんなワケで始めるとしよう」
ヨーフィ 「って言うか、何もそこまで思い詰めて司会やる事ないだろ…」


「Q13.ルーシーは女の子だけど、宝石とかには興味がないの?」

ルシフェル 「そうねぇ。無いわけじゃないけど、そこまで興味津々な物でもないな~。ちなみに宝石よりもシルバーアクセの方が好きよん」
カイン 「あんまり興味無いような事言ってるが、俺にいっつも強請ってんよなテメェ」
ルシフェル 「そりゃあ貴方。男からそういうのプレゼントされるって乙女としては嬉しいものなんだから~」
カイン 「成程。しかし誰がテメェにそんなもんやるか。ブタに真珠もいいトコだ」
ルシフェル 「ななななな、なんって酷い事言うのーーー!!」
カイン 「あっ。ルーシー、お前司会だろ?あっちで茶ぁ飲んでるヤツにもこの質問してみたらどうだ?」
ルシフェル 「あっちで茶?…。ギャフン!ヤバイヤバイヤバイ!あの人はヤバイって!!」
カイン 「…根性無しめ。出だしの意気込みは嘘か」
ルシフェル 「何ぃ!?よし分かった、そこまで言うなら聞いてやるさ!一人で聞いてやる!」
カイン 「は~い。頑張って~」
ルシフェル 「よし聞くぞ。やれ聞くぞ…。あの~、すいませ~ん」
ラファエル 「…。何か?」
ルシフェル 「あ…あのぅ、ちょっと質問なんですけど…。(うっわ~!スッゲェ怖ぇえ!!)」
ラファエル 「どうぞ」
ルシフェル 「ラ…ラファエルさんは宝石とかって興味あります??(やっべぇ、怖ぇえ!!)」
ラファエル 「あまり興味無いな」
ルシフェル 「成程!いやあ、流石です!飾らなくても貴方はビューティホ~!」
ラファエル 「聞きたい事はそれだけか?」
ルシフェル 「ヒィィッ!あ…っ、はい。それだけです!」
カイン 「…お前、ビビリ過ぎ。心の声叫び過ぎ」
ルシフェル 「うおおおっ!?アンタ、いつの間に隣に居たの!?」
カイン 「ずっと居たけど…。気付かない程に緊張してやがったのかお前さん…」
ラファエル 「おい。度胸試しに私を使うな、この大馬鹿者が」
ルシフェル 「ほっひょ~!御免なさい!でも私は悪くないのよ、カインが言い出したのよ~!」
カイン 「な…情けね~女…」
ヨーフィ 「ひょっこり横から失礼~。女帝、お前司会失格!」
ルシフェル 「…うわああああん!何さ!寄って集ってアタシを苛めるな~!!」


「Q14.ミカちゃんに質問します!この魔界はいろんなことが起こりまくるけど、(赤い雨とか)楽しいかい!?」

ルシフェル 「天変地異の宝庫だからねぇ此処は。ミカちゃん、どうよ?」
ミカエル 「うん!退屈しないからとってもた~のし~いわん♪」
ルシフェル 「わはははっ!そりゃ良かった!魔界ってアタシが言うのも何だけど、変な世界…」
ミカエル 「ね~。んで凄い異変の数々が頻繁にやって来るよね。何でかな~、ラファさん?」
ラファエル 「いきなり振んなよ」
ルシフェル 「ギャッフン!!そうだよ、いきなり振っちゃ失礼よ~!」
ミカエル 「ルーシー、何慌ててるのん?」
ラファエル 「やれやれ…。ま、構いませんが。お前ら住人のクセに原因知らんのか?」
ルシフェル 「うん。なに?ラファさん知ってるの?」
ミカエル 「流石、ラファさ~ん!教えて教えて~ん!」
ラファエル 「ああ。他でもない、この世界の多くの異変は…。いや、私が言うまでもないか」
ルシフェル 「ほぇ?何で?」
ラファエル 「…。向こうで私に『言うな言うな、バラしちゃ駄目』とばかりに慌てて手を振ってるバアルとレヴァイアを見てみろ。分かるだろ?」
ルシフェル 「わ…分かり易っ!!スッゲェ分かり易っ!!」
ミカエル 「あっはは~。あのお二人さん、嘘付くの下手ですからね~ん」
ラファエル 「嘘がどうこう以前に、頭悪過ぎだろアレ」
ミカエル 「そんな天変地異の源、あの二人が貴方の永遠のライバル~ん」
ラファエル 「嫌だ…」


「Q15.小説の中で、ラファエル君とかアザゼル君とかが楽器を弾いてたじゃないですか、カイン君は何か弾けるんですか?それと、好きなジャンルは…?」

カイン
「ギターとベース。打楽器全般、あとリコーダーが得意かな」
ルシフェル 「へ~、結構楽器出来るんだ!でもリコーダーって…あの子供がよく吹いてる?」
カイン 「フッ。俺が生まれて初めて鳴らせた楽器だ。最初はどの楽器触ってもロクな音出なかったのにコイツだけは素直に良い音出してくれてなぁ」
ルシフェル 「何やってんだよ…。ってか、いつの間にそんな事してたの!?」
カイン 「あ?ああ、暇してる時に街の楽器屋行って弄くった」
ルシフェル 「暇人だな、オイ!じゃあ好きなジャンルは?」
カイン 「ヘヴィメタとかハードロックとか、ガチャガチャした系。あと童謡とか」
ルシフェル 「お~い。ロックは良いとして童謡って?童謡って!?」
カイン 「フッ。俺が生まれて初めてマスターした曲はリコーダーで吹いた『ドレミの歌』だからな。楽譜読めないから耳コピーで挑んだんだがどの曲も難解だった。そんな中、童謡系は実に分かり易くてなぁ」
ルシフェル 「何やっちゃってんだよ、オイ!」
カイン 「あ~ん?いいじゃん。別に」
ルシフェル 「アンタ、何気に結構天然なトコあるよね…?」
アザゼル 「ホントにね…。そこんところ僕負けないようにしなきゃ…」
ルシフェル 「え~!?そんな事言う為だけにいきなり出てくんなよ~!」
カイン 「フンッ。俺に敵うと思ってやがんのか?」
アザゼル 「勿論。僕を甘く見ない方がいいよ、カイン…」
ルシフェル 「大の男二人がそんなもんで張り合うなー!」


「Q16.魔界の名物っていくつぐらいあるんですか?」

ルシフェル 「え~と、『赤い空』と『赤い月』でしょ。あと『血の雨』、『光る蛾』に…」
バアル 「あと超上空まで大ジャンプする蜘蛛とか血ぃ吹く花とかもいましたよ」
ルシフェル 「え~!?そんなのいたっけ!?」
バアル 「ルシフェルは知らなくて当然ですよ。大昔に絶滅した生き物ですからね」
ルシフェル 「そういえば魔界って絶滅したり行き成り生まれたり生命の入れ替わり激しいよね」
バアル 「恐らくこれからも名物は増えたり減ったりし続けるでしょうね。そういう世界ですから」
ルシフェル 「って事は正確な名物の数は数えられないか~。無念っ」
バアル 「まあ幾つかは分かりませんが、『物凄く沢山ある』とだけ答えておきましょう」
ルシフェル 「およよよ…。アタシ今度改めて魔界をバッチリ観光してみようかしらん」


「Q17.バアル様!!!是非是非メイクを教えていただきたいのです!!!よろしくですっ!!!」

バアル 「はいは~い。そんなワケで化粧箱持ってきました」
ルシフェル 「化粧箱デカッ!!」
バアル 「ホッホッホッ、気にしません事よ。さて、何からどう教えよう。それじゃちょっとした化粧のコツでも伝授致しましょうかね」
ルシフェル 「アタシも聞きた~い」
バアル 「良い心掛けですよルシフェル。化粧はまず最初に自分に合った色を知るのが大事。例えば青色が好きだからといって、その色の化粧が合うとは限りません。髪や肌の色、顔のパーツを見て色を考えてみてください。化粧は好きな色を選べばいいというものではありませんよ」
ルシフェル 「成程~。じゃ、バアルが思うにアタシに合いそうな色は?」
バアル 「ルーシーは昔からピンク色系の化粧してますよね。大丈夫。今のままでOKですよ。あ、そうそう。化粧の仕方を知りたいというのは若き乙女ちゃんが多いと思うので補足を。若い子には桃色は扱いが難しいのであまりオススメしません。結構な確率で顔の印象が老けちゃいますから」
ルシフェル 「へぇ~。あ、ちなみにアタシは暗めのピンク色アイシャドウ愛用しとるよ」
バアル 「ん~、口だけで説明するのも何だし、何か良いモルモットは…。あっ。ホイホイホイ、ちょっとそこの細長い貴方、こっちへいらっしゃ~い」
ラファエル 「…ん?何だ!?私の事か!?冗談じゃない。遠慮させて頂く」
バアル 「そんな事言わずに。…おいで。お前を俺色に染めてやるぜ」
ラファエル 「嫌よ、怖いわ。私には貴方が怖いの」
バアル 「大丈夫。俺は決してお前を傷付けたりはしないよ」
ルシフェル 「ちょっと!会話おかしいんですけどっ!」
バアル 「わはははっ!そんなワケで捕ま~えた~」
ラファエル 「うわぁ…。おい、私は化粧なんか…」
バアル 「あら、何言ってるんですか。目の周りに金色塗って金粉塗してるクセに~」
ラファエル 「金粉て何だよ!これはラメだ、ラメ!」
バアル 「…立派に化粧してるじゃないですか、貴方」
ラファエル 「目周りをちょっとやってるだけだ。モルモットなら私でなく貴方の相方使えよ」
バアル 「あら駄目よ、あの子じゃ。目ぇ強調する為に周り青黒で塗ってるだけだもの。そんなワケで、ハイ此処に座って~。まず今の化粧落としてもらいま~す」
ラファエル 「畜生め~…」
ルシフェル 「あら~?ラファさん、化粧落としてもちっとも顔変わらないねえ」
バアル 「その方が良いですよ。見ての通りラファは目は二重でパッチリしてるし鼻高いし、唇も元から色あるしとスゲェ濃い顔してますよね。目鼻立ちくっきりした人はベージュ等、肌色に近い色で化粧してるのかしてないのか分からない薄めな化粧が合います。濃い色使うと高確率で外見年齢上昇な予感ムンムンです」
ラファエル 「ひ…人の顔を『スゲェ濃い』とは、失礼な…!」
ルシフェル 「ありゃ?バアルだってくっきりした目鼻立ちしてるじゃん。なのに化粧濃いよ?」
バアル 「あははっ。私は年齢不詳な見た目でいたいからコレでいいの」
ルシフェル 「成程ね~。でもちょっと化粧濃いラファさんって一度見てみたいかも」
ラファエル 「冗談。そういうキャラじゃない。第一、私はナチュラル思考だ」
バアル 「…。(う~ん。コイツに濃い化粧したら、きっと私と同じような顔になると思うなあ…。顔立ち似てるし。…ちょっとやってみたいかも!)」
ラファエル 「…。何か激しく嫌な予感がするんだが、気のせいか?」
バアル 「オホホホッ!気のせいですよ。さて下地にファンデにアイシャドウ…あ、しまった。私の持ってる化粧品て全部色濃いんだった。よし仕方が無い…って、アレ?」
ルシフェル 「バアル。ラファエル物凄い速さで逃げちゃったよ?」
バアル 「チッ。感付きやがったか。しかし、逃がさないぞ。逃がすものか!!お待ち!!」
ルシフェル 「バアル、楽しそうだなあ~…」


「Q18.ルーシーさんはこんな女になってやる!!とか願う姿ってありますか?」

ルシフェル 「いやあ、アタシは今のままで完璧だから特に無いな」
カイン 「…」
ルシフェル 「あ!何さ、その冷やかな目は!!」
カイン 「別に…」
ルシフェル 「ん~、あえて言うなら…カイン、貴方の思う理想の女の姿になりたいわ!」
カイン 「無理無理。絶対無理」
ルシフェル 「何さ!もうちょっとマシな反応あるだろ~!」


「Q19.ミカエルさんって髪水色で、街とかで目立ちませんか?」

ミカエル 「あはは~、ちょっとだけねん。目立つらしいよん」
カオス 「僕もちょっとだけ目立っているらしいね」
ルシフェル 「二人とも、滅多に無い髪色してるからねえ…。しかも魔界で白い服着てるのもアンタ達だけなんだよ。目立たない筈がない…!」
ミカエル 「でもお陰で何処にいてもすぐ見つかるって、結構便利だと評判なのん」
カオス 「あはは。個性的な事は良い事さあ」


「Q20.タバコを吸っている方々は、肺ガンにならないのはなぜですか?」

ルシフェル 「破葬神話本編で『天使も悪魔も病気知らず』って文があるんだけど、つまりそういう事。煙草程度の微々たる毒よりアタシらの治癒能力の方が遥かに勝ってるんだ。だから大丈夫なわけ。でなきゃ喫煙歴んっ千年のレヴァ君とか今頃どうなっちゃってのって話ね」
ラファエル 「あーあ。いっそのこと、もっと身体に悪いものを摂取して悪魔なんざ勝手にみんな死ねばいいのに」
ルシフェル 「何て事言うんだ、アンタってヤツはー!!」


「Q21.リリスさんはおしとやかで優しそうですが、怒ることはなかったんですか?」

(故)サタン 「リ…リリスがおしとやかで優しそう?リリスが!?んな馬鹿な!!」
ルシフェル 「えええええ~!?ママ優しかったじゃん。なんでそんな~」
(故)サタン 「お前は知らないだろうが、アイツ若い頃スゲェ荒れてた時期あってなあ…。ちょっとでも気に触る事したら鞭がビュンビュン飛んで来た…。ブルブルブル…ッ!」
ルシフェル 「な…なんてバイオレンスな!!」
(故)サタン 「他にも、娘のお前にゃ詳しく言えないが…色々と激しい女だぜ、アイツぁ」
(故)リリス 「やっだ~、貴方!冗談でも娘の前でそんな事言わないでくださいよ」
ルシフェル 「ママ…。パパンのこの話ってホントなの?」
(故)リリス 「嘘に決まってるじゃない。私そ~んな事した覚え無いわ」
(故)サタン 「な~に誤魔化しちゃってんだよ、オイ」
(故)リリス 「だって私そんな事した覚え無いわ」
(故)サタン 「ホントはあるクセに」
(故)リリス 「私そんな事した覚え無いわ」
(故)サタン 「娘の前だからってブリっ子すんなや」
(故)リリス 「覚え無いわ」
(故)サタン 「自分の非を認めないヤツだな」
(故)リリス 「…覚え無いって言ってるだろうが!!何回同じ事言わせんだ、テメーッ!!」
(故)サタン 「ひぃ~!ついに本性を現したな!?」
(故)リリス 「ハッ。あらヤダ、私ったら。違うのよ、ええと…とにかく色々と違うのよお~っ」
ルシフェル 「ママ…」
レヴァイア 「ま~、リリっちゃんは普段はホントに温厚な子で滅多な事じゃ怒ったりしないんだけどさ、それだけにいざブチッとなると凄いって事さ。ちなみにたまに口悪くなるのは旦那の影響だね」


ミカエル 「はいっ。そんなこんなでお送りした皆様からの質問『回答篇3 ~天使も悪魔もまとめてGO!~』如何だったでしょうか!いやあ、3回目となるともうムチャクチャですん!」
カオス 「ハッハッハッ。まあ、こんなもんだよ」
ミカエル 「およよ…。まっ、こんな感じではありましたが、これでこの企画も一旦おしまいッス。バイバ~イ!」
カオス 「それじゃ。またの機会にね」


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