用語集【た】

堕天

主に天使が悪魔へと身を堕とすことを指す言葉。ただ魔界へ訪れれば堕天出来るというわけではない。魔界へ訪れ神への反旗を誓い三大魔王の一角レヴァイアに認められ加護を受ければ良し。これで誰でも堅苦しい天界の生活から離れ晴れて気楽な魔界生活を送れます。ちなみに人間も何か秀でた才能か何かあれば悪魔に勧誘を受けて堕天することが出来たそうです。

煙草

煙草屋が開発したリラックス効果のある嗜好品。「俺の創造物の中でコイツこそ最高傑作!」と自称するだけあって悪魔たちの間で太古の昔から根強い人気を誇る一品。ごく一部だが未だに天使たちの中にも愛好家が残っているとか。
なお種族問わず煙草を「ケムい!」「匂いがイヤ!」と嫌っている者もいるので喫煙の際は気遣いを忘れずに。

ちなみに:
「煙草越しじゃなきゃ呼吸できないんじゃないか」と言われるほど破壊神レヴァイアが重度のヘビースモーカーであることは有名。健康的なメンタルの維持が不可欠な彼にとって煙草は生命線。そう考えると煙草屋の貢献度は相当なもの。
同じくカインもヘビースモーカー。睡眠による疲労回復が上手く出来ない分レヴァイアとカインは煙草を沢山吸っているのではないかと言われている。

ちなみに:
人間にとっては有害な部分の目立つこの嗜好品ですが、悪魔や天使は身体の再生能力が高いので依存症に陥ることや健康被害を受けることもなく煙草を楽しめます。(そもそも我々の知る『煙草』とは似て非なるものである可能性もあります)

参考までに:
▼主要メンバー内にいる愛煙家
カイン、バズー、バアル、レヴァイア、アスタロト、煙草屋、初代ミカエル
▼主要メンバー内にいる煙草嫌いさん
デイズ、神、ラファエル
▼たまーに吸う
ルシフェル、ライム
▼興味あるけど吸えない
サタン

名前の上がってないメンバーは吸わない&好きでも嫌いでもない派。


レヴァイアが吸っている煙草の銘柄:
『Beast Killer』(破葬神話オリジナル商品:タール58mg)
レヴァイアのお気に入り。真っ黒なパッケージの端にひっそり銀色で「Beast Killer」と書かれている禍々しいロング煙草。煙草自体も真っ黒。味やら香りやら強さやらレヴァイアの意見を大いに取り入れて煙草屋が特別に作った品であり、癖も効果も濃いうえに「獣殺し」という名前の響きがそもそも怖すぎることもあってレヴァイアしか吸わない銘柄。

商品名の由来は「俺の中にいる化け物を殺しておけるほどの煙草を作ってくれ」というレヴァイアの言葉。
バアル様もこの煙草を気に入っているらしく問答無用でレヴァ君からよく奪って吸っている。
煙草嫌いなはずのデイズから「レヴァさんの煙草はいい香り!」と評価されている。

生きるものが身体の内に宿している心そのもの。創造主ですら創ることの出来ない唯一無二のもの。破葬神話の世界においても魂は肉体を失ってもなお存在する不滅のものとされている。この魂が何処から来て肉体を失った際に何処へ去っていくのかは誰も知らない。

希望の神サタンは肉体を得て世界に生まれ出た魂の声を聞き夢を与え、破壊神レヴァイアは肉体を失いこの世界を去っていく魂の声を聞き、無となりたい願望を抱いた魂の夢を叶えるという。

なんだか破葬神話の世界では表面的な力が強い者ほど内面が脆く、表面的な力に問題がある者ほど内面が強い傾向にある気がします。創造主と破壊神がメンタル虚弱なのに対し、ただの泥人形だったカインとリリスが鉄の心臓を持ってるのがその最たる例。

血の雨

破壊神レヴァイアが力を暴走させたあとに決まって降る真っ赤な雨のこと(ただ赤いだけでなく本当に血なのが特徴)。死してなおレヴァイアを想い続けている伝説の女神が彼を憂いて心を痛め涙を流すことで降るものと言い伝えられている。なお、鼻の良いレヴァイア本人は雨となって降り注ぐこの血が女神の身体に流れていた血と全く同じであることを知っている。

ネタバレ解説

ジブリール亡き後にこの雨を降らせているのはバアル様その人。この雨は彼がジブリールという一人の女であった頃の気持ちをまだ残してしまっている何よりの証かもしれません。

補足ですがバアル様は決してレヴァイアが力を暴走させた時だけ泣くというわけではなく常日頃からわりと涙ぐむお方。けれど街に迷惑をかけないよう普段は必死に涙を我慢しています。血の雨は掃除が大変ですからね。それがレヴァ君の暴走時にはどうにも耐えられなくなってしまう――いつもならレヴァ君が「よせやめろ泣くな雨が降っちゃう泣くなー!」とすぐ言ってくれるのに暴走時には言ってくれない(そんな余裕が無い)ことがとても大きいのでしょう。

血の巨大湖

街を出て南に進み、切り立った広大な谷を8つほど越えた場所に存在する魔界観光名所の一つ。魔界に初めて血の雨が降った際に出来た一大陸に匹敵するほどの面積を誇る真っ赤な湖。

湖の周囲約100m圏内は濃厚な鉄の香りが漂い、湖に湛えられている血を養分として育った形容し難い植物が乱生し、その植物を目当てにグッチャグチャのヌッチャヌチャ系な動物たちも集まって生息しているという。そんなわけで余程のことがない限り近寄りたくはない場所……と思いきや悪魔たちの間では驚いたことに良いデートスポットとして活用されている。

理由は魔界に初めて降った血の雨で作られた湖だから、という一点のみ。血の雨は伝説の女神が恋人を想って涙を流すことにより降ると言われている、ゆえにこの禍々しい血の湖も悪魔たちにとっては大切なロマンの対象。

余談だがこの湖に街から徒歩で訪れるのはまず難しい。悪魔の足でも3日は掛かる距離である。よってこの場所を訪れる際は羽で飛ぶか瞬間移動の力を借りるのが一般的。お弁当を持って遊びに行きましょう。現地にはご自由にお使いくださいな手漕ぎボートなんかも置いてあるので結構楽しめます。

ネタバレ解説

何を隠そうこの湖を作ってしまった張本人はバアルとレヴァイアの二人。堕天後にレヴァイアが初めて破壊神としての力を暴走させてしまった時のことである。相方の暴走にバアルが丸一日ド派手に大号泣し血の雨を大量に降らせレヴァイアがとある事情で大地にボッコリと広大な窪みを作ってしまったことが重なり大量の血がその窪みに溜まって湖となった。

血の涙

水の女神ジブリールは酷く心を痛めるたびに両の目から真っ赤な血の涙を流し、空に黒い雨雲を呼び寄せて大地に真っ赤な血の雨を降らせたという。

ネタバレ解説

・上記は表向きの説。本当の原因は『心身が汚れ果てたこと』。実際とある出来事を境に彼女は血で濁った涙しか流せなくなり綺麗な雨を降らすこともなくなった。
・ジブリール同様バアル様も泣く際は血涙しか流せません。

天地創造期

世界が始まって間もない時期のこと。創造主が天や地の概念を作り上げていた頃のこと。初代ミカエルやバアルやラファエルといった最古の天使たちはこの時代に生まれた。

泥人形

泥から生まれた人間を罵る言葉。主にカインとリリスが天使たちから頻繁にこう罵られている。