Character
Michael
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ミカエル
Michele …… 「神に似た者」「神の如き者」の意
- 愛称
- ミカエル様|ミッちゃん|ミカちゃん
- 年齢
- 反乱戦争後に生誕(外見年齢18歳)
- 性別
- 男
- 身長
- 179cm
- 髪色
- スカイブルー
- 眼球
- スカイブルー
- 装飾
- プラチナゴールド|アクアマリン
- 血縁
- 生みの親:神 父:ミカエル(初代)
- 種族
- 天使
- 地位
- 元、最上級天使(現在は肩書き無し)
- 武器
- 光属性魔法|大剣
- 憧れ
- バアル様
- 口癖
- 「よん!」「のんっ!」「ちゃ!」
人物像
反乱戦争後に神から生まれた数少ない優秀な子供として高い地位に属すが生まれた当初から神の思想に不満を抱き命令違反を繰り返す問題児として有名だった。やがて自分の反対を押し切って神が人間界を滅ぼした事で不信感は最高潮に達し、さらには抗議した友達が虐殺されてしまったことから反逆の決意を固め、自ら魔界へと堕ちた。
他の天使や悪魔と違って成熟一歩手前な20歳前後の若い見た目を保つ青年であり現在はバアルの城にて居候中。正式な堕天はしていないので殆どの日々を魔界で暮らしながらも未だ高貴な天使の姿を保っている。ゆえに魔界の街を歩くと半端なく目立つ。
戦いを好まない為、生まれ持った力は非常に高いがその真価を発揮した事は今の今まで一度もない。そんな彼の性格はやはり温厚で朗らか。かなりマイペース。お喋り好きでいつも笑顔を絶やさない。少しチャラチャラしているが根は真面目。責任感の強さに至っては目を見張るものがある。只、極稀に感情に流されて暴走してしまう事も。
何故か言葉の語尾に「~よん」「~のん」を付ける癖があり、喋り口調はとても個性的。また、マイペースな彼は敵同士だった頃から何故か何故か魔王バアルの大ファン。居候の身になったのを良いことに、どんなに邪険にされてもメゲず必死に気を引こうとする日々を送っている。
ちなみにお野菜が大好きでお酒が苦手。野菜嫌いで酒豪なカインと一緒に食事すると大変。
作者用メモを兼ねた備考
★本来は他者を傷つけることを何より苦手としている心優しい青年。虫を殺すことすら出来ない性格。ゆえに神の命令で戦場へ赴いた際はサボッて逃げてばかり。しかし悪魔軍に加担するようになってからは気持ちに区切りをつけ、容赦なく剣を振るうようになった。
★それでも幼少期から世話になったラファエルと対峙した際は苦悩のあまり剣を振るえなくなる場面が目立つ。
★何が影響しているのか分からないが身体の成長が18歳程度で止まっているため、いつまでも中性的な美しい姿を保っている。本人はそんな自分の身体を自覚しているのかいないのか「僕は永遠の24歳くらい」なんて発言をしたことがある(が、お世辞にも成熟した24歳の身体をしているとはとても思えない)。
★正式な堕天を免れながら悪魔軍に加担する唯一の天使なので活躍の仕方はとてもスマート。天界へ行く術を持たない悪魔たちの代わりに天界と魔界を行き来してスパイのような行動をよくやっている。神の目やラファエルの耳に気付かれぬよう行動するのは容易なことではない。彼の掴みどころない性格が最も活かされる瞬間である。
★神が彼への加護を解かずにあらゆる裏切り行為を容認している理由は今のところ謎。ラファエルが「そろそろどうにかするべきでは?」と聞いても「ミカエルには好きにさせておけ」の一点張り。
★兄弟が11人いるが方針が合わないにも程があり仲良くしていたことは殆どない。どうにもこうにも「アイツは何か変だ。ついていけない」とミカエルは兄弟たちから早々に匙を投げられていた。
★兄弟たちはミカエルと違ってしっかりと成熟した身体を持っていたので一人だけ幼さを残すミカエルの存在はより浮いていた。
★そもそもミカエルは生まれながらに兄弟の中で浮いていた(一人だけ髪が長かったり引っ込み思案だったり一人だけ父親の名をそのまま継いでいることもそう)。
★植物や動物の世話をすることが大好き。そんな性格が手伝ってラファエルから天界に暮らす動物たちの世話を一任されたこともある。
★偉大な父を持つ同士としてルシフェルと意気投合する場面もみられる。
★聖なる力を身に宿し剣と魔法の扱いに長けた聖騎士タイプ。補助と盾役に徹するのが得意。細身の身体ながら1m強の長さを誇る両刃の大剣を振り回す。
★野菜が大好きでお肉が苦手。丸っきり食べれないわけではないが出来るだけ口にすることを避けている。そんなだから居候先の料理長レヴァイアからは「お前の飯を作るのは面倒臭い、何か勝手に食え」と食事を作ってもらえないことが多い(でもレヴァ君は優しいからちゃんと必ずサラダを一品作ってくれる)。ついでにお酒も苦手。飲めないわけじゃないけど苦手。
★病的なほど魔王バアルに憧れを抱いている。そりゃあもう幼少期からずっと憧れて崇め奉っている。聞けばミカエルにとってバアルはこの世で最も美しくて格好良くて色っぽくて崇高な存在なんだとか。
★そんなだからバアル相手だと何をされようがミカエルは逐一喜ぶ。たとえ邪険にされても喜ぶ。踏まれても身悶えて喜ぶ。とにかく構ってもらえるだけで嬉しいらしい。なかなか変態。
★ミカエルが様付けで呼ぶのは神とバアルだけ。神を様付けで呼ぶのは皮肉から。彼が本気で尊敬の念を抱き様付け呼びしているのはバアルだけ。
★彼の喋り口調はかなり独特。上ずりがちな声でもって語尾を妙に伸ばし殆どの場合「ん」で締める。
★(例:そうなんですよ~ん。違います~ん、等々)
★(「ん」で締めない場合の例:やめてくだされい! 違いまする! 後生なり! 等々)
★変にかしこまった言葉を好んで使うのも彼の特徴である。ちなみに一人称は「僕」。
★それから変に舌足らずめいた話し方もする。
★(例:「なんてこと言うんですか」彼が言うと→「にゃんちこと言うんれちゅか~ん!」になる)。
★おかげさまで仲間内から「よんよんうるせぇ!」「フニャフニャしてんじゃねえ!」なんて叱られることも。
★そんな彼でも緊迫した状況に陥ると普段のフニャフニャした様子からは想像出来ないほど凛とし本来の低い声でもって普通の喋り方をする。またその時の口調は綺麗な顔に似合わずかなり荒い。「ふざけんな!」「ぶち殺す!」といった暴言も吐く。
★生い立ち
★幼少期:
★神とミカエルの間に生まれラファエルの血を飲んで育った12人兄弟の一人であり、最も父親に近い存在として「ミカエル」の名を継ぐ。ただしこの頃から変わり者で戦場へ赴くことを嫌がり命令違反を繰り返す問題児だった。
★鬼神と謳われた父親を持ち優秀な上級天使となる将来を約束された存在ながら命令違反を繰り返しつつも神から見逃され罰を受けることがない彼はやがて他の天使たちから疎まれるようになり、神に忠実な兄弟たちとも疎遠となった。
★そんな彼にとって変わらず保護者でい続けてくれるラファエルは感謝してもし切れない存在だったという。で、後から誕生したヨーフィとよくラファエルを取り合って喧嘩したと本人談。物静かながら実は腕っ節の強いミカエルが毎回勝利していたらしい。おかげさまでヨーフィとはこの頃から仲が悪い。
★なんだかんだで順風満帆な幼少期を過ごしたミカエル君
★それでも生まれながらに彼の心の闇は深い
★青年期:
★相変わらず気侭な命令違反を繰り返しつつ遠目から憧れのバアルを見つめては幸せに浸るという気持ち悪い日々を過ごしていたっぽい。
★現在:
★親しかった友達の全てが人間界の破葬に反対した罪で神に容赦なく殺害されてしまったことを機に命令違反をするどころでは収まらないほど強い反抗心が芽生えた彼は即座にルシフェルの元を訪れて今後は悪魔軍に加担することを心から誓った。以降は憧れのバアル様宅に居候して家事手伝いに勤しみながら楽しく暮らしている。
★ちなみにバアルの城の裏庭に住んでいるカラスたちとも仲良し。つまりライムとも仲良し。暇さえあれば裏庭にて仲良く談笑している。
武器

★大剣
本来戦いは好まないミカちゃん愛用の武器は殺傷能力抜群、1m強の長さを誇る両刃の大剣。その鋭い刃先には、せめて苦しまないよう一息で……という、彼の悲痛なまでの優しさが込められています。
以下、ネタバレ要素を含む備考
★神に殺害されたミカエルの友達について
★ミカエルの友達=ラファエルに世話を任された天界の動物たち。人間界が破葬されて以降、天界から動物の姿が消えたのは神にみんな殺されてしまったため。