Character
Levia
-
レヴァイア
Levia …… 「折りたたんで集める者」「渦」の意
- 愛称
- レヴァ
- 異名
- 破壊神|獣王|化け物|猫畜生
- 年齢
- 天地創造時に生誕
- 性別
- 男
- 身長
- 187cm
- 髪色
- 銀
- 眼球
- 金
- 装飾
- シルバー|サファイア
- 血縁
- 生みの親は不明。肉体は創造主から貰った
- 種族
- 悪魔(正確には神の一人)
- 地位
- 魔界の守護者(三大魔王の一人)
- 武器
- 風魔法|フレイル(トゲ付きの巨大な鉄球)
- 恐怖
- バアル「なんでだよ」
人物像
三大魔王の一人。「終わり」や「絶望」といった負の概念を司る神のような存在であり、最強の称号を背負うに値する男。創造主が最も目の敵にしている存在。彼の如何にも異質な存在を思わせる三白眼と猫の目にも似たアーモンド型の禍々しい黒目は堕天以前からのもの。他とは一線を画する複雑な生い立ちの名残。
自身でその強大な力を制御し切れないことに加え背負っている概念が概念だけに生まれた当初から『悪しき存在』とされ神や天使達から蔑まれ続けた他、誰にも明かせない悲惨な過去を持つ。だがサタン、バアルとは当時から仲が良くお互いに切っても切れない固い絆を結んだことが大きな救いとなりサタンが提案した創造主への反逆にも喜んで賛同、今に至る。現在でもバアルとは無二の親友同士。ルシフェルの良き遊び相手、カインの酒飲み友達でもある。
性格は好奇心旺盛で喜怒哀楽が激しく非常に子供っぽい部分が目立つ。反面、誰よりも大人びている内面も隠し持っており気丈で男気溢れる兄貴分気質。しかし肝心なことは口に出さず内に溜め込む傾向にあり自己嫌悪が激しく一度落ちると何処までも落ちてしまう脆さも持つ。
私生活は豪快そのもの。暴飲暴食当たり前な挙げ句に強力な煙草を一日最低三箱は空にするヘビースモーカー。人体改造も好きで身体中にピアスをし左肩には海竜をモデルにしたトライバル調のタトゥーも彫り込んでいる。しかし豪快なだけでなく何気に料理が得意で頻繁に仲間へ手料理を振舞ったりする細やかな一面も。
なお、全てに終わりをもたらす巨大な力を有しているがゆえにいざ激高すると誰にも手がつけられなくなることから『獣王』『化け物』『破壊神』といった普段温厚な彼の姿からは想像出来ない物騒な呼び名を多く持つ。
作者用メモを兼ねた備考
★なにはともあれ破壊神と謳われる絶対の概念を身に宿した神の一人。破壊神である彼が「壊れろ」と願ったら最後、世界の全てが壊れる。ゆえにレヴァイアはヘラヘラと笑っている裏で常に感情を抑制することに尽力し、無闇やたらな終わりを周囲にバラ撒かないよう努めている。
★レヴァイアと希望の神サタンとは全てにおいて表裏一体な関係にある。本来なら相成れないことだろう。だが『お前の概念を背負うことなど俺には出来ない』と感じ『お互いがお互いを尊敬する部分だけは共通していた』ことから自然と強い絆を結ぶに至った。これもレヴァイアが真の怪物とならずにいる理由の一つである。
★強大な力を誇るがゆえに戦地では常に特攻隊長を担う。彼が敵陣に真っ直ぐ突っ込んでいき殺戮の限りを尽くす姿は怪物そのもの。戦地にて彼と目が合った者はその時点で死を覚悟するという。
★終わりの概念を背負っているため生まれながらに創造主から忌み嫌われ周囲の天使たちからも恐怖の対象として扱われた経験から徹底して己に負を集めようとする節がある。負を引き受けてこその存在だと自分で自分を卑下している彼に迷いはない。だが彼が『こういうのは俺の仕事!』と笑いながら損な役割を進んで引き受ける姿は酷く物悲しい。
★誰よりも巨大な力を誇るがゆえに何かと責任を感じて苦悩することが多い。特に力のコントロールが利かず壊したくないものを壊し守りたいものを守れなかった時の落ち込みは酷い。「悔しくて悔しくて仕方がない」と自傷に走ったことさえある。
★しかし彼を許さないのは彼一人だけ。悪魔たちは破壊神レヴァイアを崇拝こそすれど責めたことなど一度もない。それは彼が必死に仲間のため尽力していることを知っており、そもそも自分たちが魔界で楽しく生きているのは彼の加護あってのことと理解しているからである。
★自分の感情一つで全てを壊してしまうため常に自分の感情を抑制している疲れもあるだろう、巨大な力を有している代わりに精神は酷く脆い。そのためレヴァイアは徹底して普段は気晴らしに努めている。街を遊び歩くことはもちろん暴飲暴食に過度な喫煙、はては女遊びにまで興じている(しかもそれを周囲に許されている)のはそれが理由。
★女遊びに関しては本人曰く「言うほど遊んでないよ!」とのこと。「俺から迫ったことないよ向こうから言い寄ってくるんだよー」とも言っている。……言わせておきましょう。
★でも本当にモテる。
★普段ヘラヘラしているのも極力リラックスしようと努めているため。非常時に見せる眼光鋭く物静かで思慮深い姿こそが実は本来の彼。
★破葬神話の料理長。相当な腕前&料理のレパートリーは数知れず。彼に作れない料理はない。国政に勤しむバアル様のためにお菓子を作ったりお茶を淹れたり朝昼晩と食事を用意するのがレヴァイアの日課。
★とどのつまり普段レヴァ君は城で家事に勤しみつつ街に脅威が及ばぬよう目を光らせて過ごしています。楽なようで楽じゃない雄ライオンそのまんまなライフスタイルです。
★天使時代から大のお洒落好き、魔界のファッションリーダー。
★肉食獣な雰囲気が功を奏して超モテる。彼の元カノの人数たるや相当なもの。けれど本気で恋人と呼べた相手はいない。それは彼が今は亡き少女を今も強く想い続けているため。彼と付き合った彼女たちも少女の存在を知っているため予め「遊びでOK」と割り切っている。おかげさまで現在も彼は独身貴族。
★レヴァイアは基本的に言い寄ってくる相手を余程のことがない限り受け入れる。
★彼が言う「彼女」とは「気侭に身体で遊べる相手」のこと。決して愛した相手ではない。ただ一人を除いては……。
★レヴァイアはルシフェルの初恋の相手でもある。だが父親の猛反対を受けて交際には至らなかった。そりゃそうだ。
★デイズには現在進行形で好意を寄せられている。
★ぶっちゃけ男の子たちにもモテてる。
★バアルと同じくルシフェルの誕生を機に女遊びはしっかり自重するようになった。言い寄られてもキッパリとお断り。
★「こんな世界ブッ壊れてしまえ」と僅かでも願ったら最後、レヴァイアは破壊神として暴走状態になり見境なく殺戮を行う文字通りの怪物と化す。
★トラウマスイッチいっぱい。彼がこの数千年もの間に溜め込んだトラウマは数知れず。それでも彼が自我を保っているのは仲間たちのおかげ。
★年々メンタル虚弱かつ暴走グセが酷くなっているのは蓄積された心の傷が響いているため。
★魔界に降り立った天使を出迎えるのはもっぱら彼の仕事。天使たちはレヴァイアと対峙して改めて堕天してまだ生きるか破壊神によって痛みなく死ぬかの二択を迫られる。確率は五分五分のようだ。
★堕天した悪魔の何人かはそのまま心奪われて彼女になっちゃったりもした。
★闇のカリスマ性を秘めた男ゆえ、彼に「殺されたい」と願う者は後を絶たない。
★自分が自分でなくなるという理由から『眠る』ことが酷く苦手。毎日夜遊びに出掛けるのはこれが理由。レヴァイアは日に30分~1時間しか睡眠を取らない(取れない)。稀に疲れ果てて寝込んだ際は寝起きに混乱し、酷く狼狽える。
★終わりの概念であるためか命を繋ぐ手段を持たず今日に至るまで妊娠、出産の仕組みをどう足掻いても理解することが出来ないでいる。性行為は知っているがそれが命の誕生に繋がることだと分かっていない。聡明でありながら、どう説明されても理解が出来ない。ゆえにレヴァイアは性行為を「身体一つで出来るただの娯楽」としか思っていない。彼が異質な存在であることを示す話である。
★おかげさまでレヴァイアは赤ちゃんはコウノトリが連れてくるものだと未だ本気で思っている。
★レヴァイアが命を繋ぐ術を持っていないことは今まで関係した女性たちがその身で証明している。
★動物が繁殖する仕組みも草花が増えていく仕組みも実は分かっていない。
★これは女神ジブリールが初めてレヴァイアにドン引きした部分でもある
★どれだけ子作りの方法を教えても全く理解しない彼にジブリールは初めて戦慄を覚えたのち、僅かだろうと彼に恐怖した自分を責めて涙した。
★ただし赤ちゃんの誕生は何度もその目で見ている
★シングルマザーな女友達が多い関係で出産に立ち会った経験は多く、取り上げ方もしっかり分かっていたりする。それでも、なんで赤ちゃんがお腹から出てくるのかは分かってない。
武器

★フレイル
人の頭より軽くふた回りはデカい鉄球に鋭利なトゲトゲがいっぱい付いた痛々しさ満点の武器。戦地にてコレを振り回すレヴァ君と目が合った天使は大概その時点で死を覚悟する。
以下、ネタバレ要素を含む備考
★左肩に海竜のタトゥーを彫り込んでいる理由
★初めて人間界に足を運んだ際、人類に破壊神である自分の存在が『海に住む巨大な竜』として伝わっていたことを知り「水の中でヌクヌクと生きてるなんて俺らしいじゃないか」と感銘を受けたことがキッカケ。実際にジブリールの涙が原因で海は作られた。ちょうどタトゥーを掘ることにハマッていた時期だったこともあるが、なんともレヴァイアらしい愛情表現である(でもちょっとヤンキー的な思考ではありますね)。
★以後、レヴァイアは左腕が欠損するたびにしっかりタトゥーを彫り直している(タトゥーは上手く再生しないため)。