Character
Lilith
-
リリス
Lilith …… 「夜の女」の意
- 愛称
- リリッちゃん
- 年齢
- 人間界創造後に生誕
- 性別
- 女
- 身長
- 174cm
- 髪色
- 金
- 眼球
- 金(サタンと結婚前はスカイブルー)
- 装飾
- ゴールド|オニキス|マザーオブパール
- 血縁
- 夫:サタン 娘:リリン(現:ルシフェル)
- 種族
- 人間(魔王と契りを交わした為、半不老不死)
- 地位
- 王妃
- 武器
- 夫に貰った炎属性魔法|鞭
- 宝物
- 夫から貰った婚約指輪と結婚指輪
- 憧れ
- ジブリール「貴女、見る目があるよ!」
人物像
外伝ヒロイン。先代帝王サタンの妻であり、現女帝ルシフェルの母親。天地創造後(カイン投獄から数年後)に泥から作られ男を虜にする圧倒的美貌を兼ね備えて生まれた人類最初の女性であり、誰もいない人間界を寂しさのあまり無我夢中で彷徨ったあと神に対する反抗として自ら魔界へと堕ちて迎えの天使の説得にも応じずそのままサタンらと行動を共にすることを決意してしまった武勇伝の持ち主。彼女の勇猛果敢ぶりを示す有名なエピソードである。
そのまま紆余曲折を経てサタンと結婚。その後は三大魔王の精神的支柱となって活躍し毎回の戦争にも恐れることなく同行。最初こそ多少は足を引っ張っていたが後々は一人の立派な戦士として見事な鞭裁きを見せ、多くの戦火をくぐり抜けてみせた。ちなみに彼女が戦場へもドレス姿で向かうのは常に夫の前では綺麗でありたい乙女心から。
性格は基本的に明るく朗らか。誰からも愛される人柄でとても活発で毎日元気。優しく気配りも細かい。が、ちょっとマイペースかつ自分がコレと思ったら真っ直ぐ突っ走ってしまう暴走がちな一面も。そして朗らかな笑みを湛えつつその表情には何処となく影がある。これにはとある経験が影響しているらしい。口調はとても穏やか。荒くれた夫とは大違い。
時が流れ、一人娘リリンを出産した際に大きな負担を背負ってしまい産後はほぼベッドに寝たきりで過ごしていた。その13年後、原因不明の重傷を負って夫と共に死亡。生涯に渡って夫一筋だったと言われているが、実は初恋の相手は別の男性だったとか。また、無茶したがりの夫にヒヤヒヤしてばかりいたそうだが実はリリスの方が相当無茶ばっかりしていたと夫は力強く証言している。
作者用メモを兼ねた備考
★外伝における希少な癒やし要素。何はともあれ一直線な女性である。自分がコレと思ったら周りが見えなくなるほど無我夢中になり信じられない底力を発揮する(この基質は娘にしっかり遺伝した)。リリスの一直線ぶりにはかの三大魔王もタジタジで呆気にとられることが多々あった。だが、この率直な性格が魔王たちはもちろん街の人々にも愛され親しまれた。
★本人に自覚はないだろうが人を元気付ける術に長けている節が有り、出会って間もない時期から三大魔王を何度も励ましてみせた。色々な意味で普通ではなく容易く他人を信用することがない三大魔王とごく自然に打ち解けることが出来たのはひとえに彼女の率直で朗らかな人柄と強い心が成せた業。
★誕生当初は『花嫁になるため生まれた影響』からか夫となるべきだった男の存在に依存し我を失いがちだった。だが己の足で魔界に堕ちサタンらと出会ってからは徐々に自分なりの居場所と生き方を見つけ凛と一人立ちしてみせた。
★曲線美の素晴らしいナイスバディーの持ち主。おそらく破葬神話に登場する女性の中で最もグラマラス。おかげでサタンの存在がありながらも彼女に魅了される者は後を絶たない。
★容姿も魔王バアルと並ぶ美貌を誇っている。が、色気に関してはちょっとばかり劣る(そもそも無闇に色気を振り撒くタイプでない&「色気はバアルさんに勝てませんっ」とリリス本人が語っている)
★レヴァイアとバアルからは実の妹のように可愛がられている。特にバアルはリリスを気に掛け、何かと面倒を見ることが多かった。
★夫の前では常に綺麗でありたいという乙女心の持ち主。戦場へ向かう衣装がドレスなのはそのため。後に娘リリンを出産し寝たきりの生活を余儀なくされてからも毎日ドレスを纏い髪を整え化粧を欠かさなかった(この乙女心は娘にしっかり遺伝している)。
★何気に足が物凄ーく早い。生まれてすぐドタバタ駆け回って星を半周して自分から魔界へ落っこちるくらいである。原初人類ゆえに身体能力の高さは相当なもの。戦地でも周囲の心配をよそに初陣から大活躍をしてみせた。サタンと婚約し大きな加護を得てからは益々といったところ。夫の側に立ち炎を纏った鞭を振り回す彼女の迫力たるや流石はあのサタンの嫁と天使たちの間で評判だった。
★生まれた当初から好奇心旺盛。毎度街へ出掛ければ子供のようにコレなにアレなにと周囲に尋ねて回っていたようだ。流石はカインの妹分である(なんたってカインも脱獄後は街で全く同じ行動をしている)。
★一人称は「私」。言葉遣い最悪な夫が横にいながらも影響を受けることなく女性らしく朗らかな口調を貫いている。
武器

★鞭
鋭利なトゲトゲが付いた凄く恐い鞭。俺の嫁には指一本触れさせんという旦那の強い加護を受けてます。ゆえに戦地にてコレをブンブン振り回すリリスには滅多に誰も近付けなかったとか。
以下、ネタバレ要素を含む備考
★カインとの関係について
★当初は『夫となるべき男性』として強く意識していたが、時間が経つにつれて『兄』として認識するようになっていった。それでもリリスにとってカインが特別な男性であり、大切に想い続けていた相手であることには変わりない。
★自分が亡き後、彼が娘と共に楽しく城で暮らしている事実を知ったらリリスはさぞ喜んだことだろう。
★ジブリールとの関係について
★言動行動あらゆる部分で対極に位置し合う存在である。そもそもお互いの旦那からして正反対。しかしジブリールはリリスを妹として可愛がり、リリスもまたジブリールを姉として慕っている。